曲の速さを示すために、メトロノームの数字が書かれることがあります。
これが困ったことに、度々混乱をきたしています。
特にベートーヴェンとシューマンが演奏に適さない数字を多く書き残しています。
シューマンが亡くなった後、残された妻クララは旦那の書いたメトロノーム記号をせっせと書き換えて出版し直してました。
しかし、全て直すことはできませんでした。
ベートーヴェンは晩年、自分の書いた数字に納得がいかず、癇癪を起こして「メトロノームなんて悪魔にくれてやる」と叫んで暖炉へメトロノームを投げ込みました。
散々ですね。
あっ、メトロノーム捨てないでくださいね。
ゆっくりから少しずつメモリを上げながら練習するのはとても有効です。